映画 怒りのネタバレ情報!衝撃の結末と犯人は一体誰なのか?!

映画 怒り ネタバレ
この記事の所要時間: 1233

映画「怒り」は、2010年の映画「悪人」の原作者である吉田修一氏の小説をもとにした映画です。「悪人」といえば、第34回日本アカデミー賞で最優秀主演男優賞と最優秀主演女優賞のW受賞を果たし、5部門で最優秀賞を受賞するなど、とても高い評価を受けた映画です。

今回の「怒り」も「悪人」に引き続き監督は李相日、そして新たに坂本龍一が劇中音楽を手がけており、期待度が非常に高い映画といえると思います。

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映画 怒りの見所について

映画 怒りの見所について画像引用元:http://www.cinemacafe.net/article/2016/07/11/41885.html

さらに注目のキャスト陣も、渡辺謙を筆頭に宮崎あおい、松山ケンイチ、妻夫木聡などなど、主要登場人物が全て単独で主演を張れるほどの超豪華キャストです。ただ前作の「悪人」もそうでしたが、「怒り」も作品が持つテーマは非常に重たいものがありますので、気軽に観れる作品ではありません。

ストーリーとしては、1年前の夏に八王子で発生した未解決の夫婦殺人事件の犯人と思われる男達が登場しますが、単純なミステリー映画のように犯人探しがメインではありません。公式サイトでは次のようなキャッチコピーで映画のテーマを端的に表しています。

  • 残忍な夫婦殺人事件から1年
  • 犯人は整形し逃亡を続けていた
  • そして現れた3人の謎の男
  • 愛した人は殺人犯なのか?
  • それでも、あなたを信じたい。

素性が知れないまま親しくなった人、愛してしまった人に対して「信じる」と「疑う」という相反する気持ちの狭間で苦悩しながら揺れ動いてしまう、人間の心の根源的な葛藤がテーマとなって突きつけられる映画なのです。

ですので、人の美しい部分以上に、醜い部分が見えてしまう内容といっても過言ではありません。

あなたはそれでもこの映画を観る勇気がありますか?

怒りのあらすじ

1年前の夏、八王子で夫婦が惨殺され、現場に被害者の血で「怒」という文字が書き残されるという残虐な殺人事件が発生しました。犯人は山神一也という男だと判明しますが、彼は整形手術を受けて逃亡し、1年が経過した今も未解決事件となっています。

そして千葉・東京・沖縄で素性の知れない3人の謎の男達がその土地の人たちと関わりを持ち、それぞれの人間関係を築き始めていました。

千葉編 田代哲也と槙愛子

怒り

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千葉の房総半島の港町で暮らす槙洋平(渡辺謙)とその一人娘・愛子(宮崎あおい)。洋平の妻は8年前に亡くなっており、男手一つで愛子を育ててきました。そんな父親の気持ちも知らずに愛子は大学を卒業後、2度にわたって家出をします。しかも3ヶ月前に2度目の家出をしたときには男に声をかけられついいていた結果、東京の歌舞伎町の風俗店で働くはめになっていました。

愛子は普通の人より少し知能に不安がある女の子だったのです。

そんな娘を無事連れ戻して平穏な生活を送っていたところに、田代哲也(松山ケンイチ)という男が洋平が勤める漁協に仕事を求めて訪ねてきます。頼りない印象の田代でしたが無事漁協で働くこととなり、洋平に弁当を届けに来た愛子と出会い、徐々に親密になり交際を始めます。

東京編 藤田優馬と大西直人

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大手通信会社に勤める優馬(妻夫木聡)は、ある日男同士の出会いの場で、膝を抱えて座っている大西直人(綾野剛)に出会います。なぜか直人のことが気になった優馬は彼に声をかけて食事に誘い、行く宛がないという彼を自分の家に住まわせることにします。

その後、直人は優馬にとって大切な存在になっていき、同棲生活を続けることになります。

沖縄編 田中信吾と小宮山泉

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高校1年生の小宮山泉(広瀬すず)は福岡で暮らしていましたが母親が男と問題を起こし、その土地に住みづらくなって、夜逃げ同然で沖縄の離島・波照間島に移住してきました。地元の高校に転入しクラスに馴染むことに成功した泉は、違うクラスの同級生・知念辰哉(佐久本宝)から好意を寄せられていましたが、彼女自身はあくまで同級生の友達として接していました。

そんなある日、泉は辰哉に誘われてボートで連れて行ってもらった無人島・星島で、廃墟に住んでいると思われる男・田中信吾(森山未來)と出会います。

田中から「ここにいること、できたら誰にも言わないでほしい」と頼まれ、泉は願いを受け入れて辰哉にも田中の存在を秘密にします。その後、泉は田中が無人島で無事に生活できているかが気になり、辰哉に頼んでたびたび星島へ田中に会いに行くようになっていました。

怒りのネタバレ情報1 謎の男を最後まで信じられるのか?

田代哲也の場合

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愛子と田代は徐々に親密になり、洋平の許しを得て同棲することになりました。洋平は愛する娘の愛子と同居する田代について心配はしていましたが、娘の幸せを見守るのも親の仕事だと自分を納得させていました。ところが警察による山神事件の公開捜査が始まり、テレビで整形後の山神の手配写真が公開されてから状況が一変してしまいます。

愛子が姉のように慕う従姉の明日香の息子が、公開された写真と田代が似ていると言い始めたからです。洋平は心配のあまり田代の履歴書に書いてある以前の田代の職場だった長野のペンション「サザンロッジ」をネットで調べてみますが、不思議なことに検索にひっかかりません。田代が嘘をついているのではと不審に思った洋平は、いてもたってもいられずに長野まで車で確かめに走ります。

そこで既に閉鎖されて営業していないペンション「サザンロッジ」を発見し安堵したのも束の間、隣のペンションのオーナーに田代の写真を見せたところ、彼が長野では「高橋」と名乗っていたという驚愕の事実が判明してしまいます。

  1. 田代はなぜ偽名を使っていたのか?
  2. 彼こそが山神だからではないのか?

そんな疑念を抱き始めた洋平に対して、既に田代と同棲を始めていた愛子は彼のことを信じて疑いませんでした。偽名を使っていた理由についても、田代本人の「親の借金を背負わされたため借金取りから逃げるために偽名を使っている」という言い分をそのまま信じていました。

ですがある日、愛子は田代が山神ではないことを確認したくて警察に電話してしまいます。そしてその日を最後に田代は姿を消してしまいました。

大西直人の場合

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画像引用元:http://www.cinemacafe.net/

直人を自分の家に住まわせるようになった優馬は、あまり互いについて深く語り合わないままゲイのパートナーとして歩み始めていましたが、あるとき優馬の2人の友人宅で窃盗事件が発生します。そのとき優馬は、自分の携帯を盗み見るという行動を取ったことがあり、また無職でお金がない直人を疑ってしまいます。

またあるときは、カフェで直人が女性と会っている現場を目撃してしまい、彼は本当はゲイではなく、自分は利用されているだけなんじゃないかと感じ始めてしまいます。

そんなときに警察による山神事件の公開捜査が始まり、優馬は山神の特徴である顔のホクロが直人にもあることに気づいてしまいます。そしてついに直人に対して「まさかお前が犯人じゃないよな?」と直接聞いてしまうのです。

その翌日、直人は優馬の前から姿を消してしまいました。

田中信吾の場合

怒り

画像引用元:http://www.cinemacafe.net/

ある日、同級生の辰哉と那覇に出かけた泉は、無人島にいるはずの田中と偶然出会います。那覇でアルバイトをしているという田中に誘われ居酒屋で楽しい時間を過ごした後、田中と別れた泉は酔いつぶれた辰哉を残し、辰哉の叔母の家に荷物を取りに行くために1人で街を歩き始めます。

そして公園にたどり着いたとき事件が起きました。2人の米兵が泉を乱暴する目的で襲ったのです。押し倒され、もうダメかとあきらめかけたときに誰かが大きな声で警察を呼ぶ声が聞こえ、米兵たちは逃げ出し事なきを得ます。ですがこの事件は泉の心に深い傷となって残ってしまいます。

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そんなある日、無人島で田中と再会した辰哉は、あのとき声をあげたのは自分だと告げられ、それがきっかけで田中は辰哉の実家の民宿でアルバイトをすることになります。それから辰哉は田中のことを兄のように慕うようになり、大好きなサッカーの話をしたり、マラソン大会に出場する辰哉のために一緒に練習をしたりと仲良くなっていきます。

ですがあるとき、辰哉は田中が民宿のお客さんの荷物を乱暴に扱っている現場を目撃し、田中といういつも楽しそうにしている親しみやすい男が実は演技なのではないかと不信感を覚えます。

一方、ある日の学校帰り、泉は用事で寄ったペンションのおばさんが、これから田中が住んでいた無人島・星島に草刈りに行くというのを聞いて、一緒に付いていくことにします。田中に好意を抱いていた泉は、純粋な興味から田中が住んでいた廃墟をもっとよく知りたかったからです。

怒りのネタバレ 夫婦殺害事件の犯人山神は誰なのか?

怒りのネタバレ 夫婦殺害事件の犯人山神は誰なのか?画像引用元:http://ciatr.jp/topics/112990

田中が住んでいた無人島の廃墟を訪れた泉は悲鳴をあげてしまいます。なぜなら廃墟の外の白壁に赤いペンキで「怒」という文字が無数に書いてあったのを発見してしまったからです。

そう、夫婦殺害事件の犯人山神は田中信吾だったのです。

怒りのネタバレ 3人の男が迎えた衝撃の結末とは?

田代哲也が迎えた結末

愛子によって田代は警察に告発されてしまいましたが、鑑識の結果から田代は山神ではなく、また前科もない人間であることが分かります。そのことを知った愛子と洋平は、田代を信じることができなかったことを激しく後悔します。田代の本名は柳本康平といい、彼自身が告白したとおり、父親の残した多額の借金から逃れるために名前を変えながら全国各地を転々とする生活を送っていたのでした。

しばらくして愛子の携帯に田代から電話がありましたが、田代はすぐに電話を切ろうとします。そんな田代に愛子と洋平は「もう一度お前のことを信じたい、戻ってこい」と必死に説得します。

そして田代は愛子のところに戻ってくることを匂わせる感じて彼の物語は終わっています。

大西直人が迎えた結末

大西直人が迎えた結末画像引用元:http://ciatr.jp/topics/112990

かつて優馬の友人宅で起きた起きた窃盗事件では直人ではない別の人間が逮捕され、また山神事件についても犯人がニュースで報道され、直人が山神ではなかったことが判明しました。

そして直人を疑ってしまったことを後悔していた矢先に、直人が公園で倒れてそのまま死んでいたという知らせが入ります。直人がカフェで会っていた女性・薫から詳しい話を聞くと、彼が幼い時に両親を亡くして施設で育っており、働きながら大学に通っていた苦労人だったということ。

そして旅行会社に勤め始めた後に心臓疾患が判明し、体調の悪化によって退職を余儀なくされて人生を悲観していたこと。そしてそんな時に優馬と出会い勇気づけられたことが語られます。

直人がそんな優馬から疑われ、どんな気持ちで一人公園で死んでいったのかはわかりません。

田中信吾が迎えた結末

田中が住んでいた廃墟で「怒」という文字の落書きを発見してしまった泉でしたが、彼女はそれをすぐに山神事件と結びつけることはできませんでしたが、そんな不気味な落書きをする田中に恐怖を覚えたのは確かでした。

そんなとき泉たちが住む波照間島を、山神事件を追っている2人の刑事が訪れます。フェリーの待合室の外にいた泉は、中で話す刑事の会話をそれとなく聞いてしまいました。泉は山神事件のことは知りませんでしたが、なんとなく刑事が追っているのは凶悪事件の犯人で、しかも島の住人ではない外部の人間なのではと勘を働かせた結果、あの「怒」という落書きを思い出し、刑事が探しているのは田中なのではという疑念を抱きます。

そして辰哉の感想を聞くために、彼を誘って再び無人島の廃墟に向かいました。そして現場に辿りつた泉でしたが恐怖のせいか足が動かず、辰哉一人で落書きを確かめに行きます。そこで彼が目にした落書きは「怒」という文字以外にもあり、むしろその落書きこそ彼が激しい衝撃を受けた内容でした。

そこにはこう書かれてありました。

  • 「米兵にやられている女を見た 知っている女だった ウケる」
  • 「どっかのおっさんがポリスって叫んで終了」
  • 「逃げずに最後までやれよ米兵」
  • 「女気絶 ウケる」

泉が米兵に襲われたあの日、田中=山神は陰でその現場を覗いていたのです、そして泉を助けることもせず嘲り笑っていたのです。それを知った辰哉は兄のように慕い、信じていた男に裏切られていたことを知り、また自分が思いを寄せている泉を嘲笑っていることを知り、田中を刺してしまいます。

そこに警察が駆けつけ、田中が山神であったことが判明しますが、それは田中が絶命した後でした。

映画 怒りの感想

映画 怒りの感想画像引用元:http://www.cinra.net/news/20150820-ikari

「怒り」は千葉・東京・沖縄と複数の物語が同時進行していきますが、千葉の田代と愛子の物語以外はハッピーエンドとは言い難い終わり方をしています。直人を信じられたかった結果、取り返しのつかない後悔を抱えながら人生を歩むことになった優馬。そして信じていた人に裏切られていたと分かった結果、人生が狂わされた泉と辰哉。疑ってしまったせいで幸せになれなかった話と、信じてしまったからこそ幸せになれなかった話。なんともやるせない結末です。

そして山神はなぜ八王子で事件を起こし、そして「怒」という落書きを残したのか?

これは山神がそれを語る前に死んでしまったため謎のままです。物語のテーマからすれば些細なことなのかもしれませんが、ちょっと後味が悪いですね。

いずれにしてもこの映画は、気持ちに余裕があるときに鑑賞することをおすすめします。

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