白鯨との闘いネタバレ情報!結末の行方は・・・?

白鯨との闘い
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「アポロ13」「ビューティフル・マインド」等、アカデミー賞受賞経験のある名監督ロン・ハワードの最新公開映画「白鯨の闘い」。ハーマン・メルヴィルの名著「白鯨」の裏に隠され続けてきた秘密とは?太平洋沖4800kmという死の海域で捕鯨船“エセックス号”を襲った衝撃の実話を描いた映画「白鯨との闘い」について、結末までネタバレ記事をご紹介いたします。

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白鯨との闘いのネタバレ情報

白鯨との闘い

小説家がエセックス号の生還者を訪ねる

1850年、アメリカのナンタケット島。小説家・ハーマン・メルヴィルは、遭難にあった捕鯨船エセックス号の生き残りであるトマス・ニッカーソンを訪ねます。目的はエセックス号が遭難した際に起こった事件を語ってもらうためです。お金を提示するメルヴェルに、ニッカーソンは真実をなかなか話そうとしません。

よほど話したくないことがあるのでしょうか?ですが妻の説得もあり、少しずつ30年前の壮絶なる真実を話し出すのでした。

エセックス号の出航

エセックス号の出航

30年前。鯨油取引のもたらす富に沸いていたナンタケットで、まだ少年であったニッカーソンは捕鯨会社と契約をして、キャビンボーイとしてエセックス号に乗船しました。最愛の妻と幸せな生活を送っていた船乗りのオーソン・チェイスもまた、妻とまだ見ぬお腹の中の子を残して、エセックス号に乗ることとなります。次に会えるのはお腹の子が産まれ、もう喋り出している頃だろうか?

出航すると数年は帰れないため、妻から幸運のネックレスを渡されて別れを惜しむ2人。夫婦として一番幸せなときに、これは切ないですよね・・・。多くの島民の人々に見送られて出航するエセックス号。

船員は、父親の権限で船長を務めることになった経験の浅いジョージ・ポラード、二等航海士のマシュー・ジョイ、ベテランの一級航海士のチェイス、そしてニッカーソン少年ら21人でした。出航後すぐに帆がからまるトラブルに見舞われますが、チェイスの指示と手際の良さで迅速に解決します。これがきっかけで、チェイスは船員たちからの信頼を得ます。

一方、船長の立場でありながらもただ見ているだけしか出来なかったジョージには、劣等感が生まれます。これはちょっと、不器用な私自身もジョージの気持ちが分かります(>_<)

嵐に見舞われるエセックス号

エセックス号の出航

出航から数日後、船の針路に大きな黒い雲が近付いて来ていました。このままでは嵐に突入してしまいます。チェイスは今すぐマストをたたんで針路を変えるように進言しますが、船長のジョージはこれを拒否。そしてあろうことか、チェイスとは真反対の判断をするのです。針路は変更せずにそのまま突き抜けると指示をしますが、案の定、天候は悪くなるばかりで大きな波と雷雨に打たれる船。

今にも沈没してしまいそうな中、船員たちはロープやそこらの物に必死で食らいつき耐えます。なんとか嵐を抜け出しますが、ジョージの判断に納得のいかないチェイスは、彼と口論となってしまいます。経験豊富で船員からの信頼の厚いチェイス、未経験で頼りないながらもプライドはあるジョージ。2人の間には確執が生まれ、溝が深まって行くのです。

出航後初の鯨の群れに遭遇

出航してから3ヶ月が過ぎた頃。南大西洋を航海していたエセックス号は、出航後初の鯨の群れに遭遇します。初めての獲物に士気が上がる船員たちは小型船にそれぞれ乗り込み、狩りを開始します。チェイスは巨大な捕鯨用のモリを鯨めがけて放ち、モリと船の間に縄をつなげて鯨を追跡します。

必死に逃亡する鯨と、それを追う船員たち。最後に船員全員でモリを打ち込み、なんとか捕獲に成功します。歓喜する船員たちはすぐさまエセックス号に鯨の死体を持ち帰り、鯨油を取り鯨を解体し、船内に保管するのでした。また、このとき初めてニッカーソンは鯨油を取る作業を経験しました。

しかし、これ以降さっぱりと鯨と遭遇することもなく、エセックス号は海域を大西洋から太平洋に変更します。

エクアドルで聞いた鯨の大群の話

補給物資を調達するために、エセックス号は南米のエクアドルに寄港します。そこでサンタマリア号の船員と遭遇し、ある話を聞きます。大量の何百頭にもおよぶ鯨が群れている海域があるということ。しかしそこには悪魔のように巨大な白鯨がいて、サンタマリア号の船員の仲間たち6人が命を落としたということ。そう話す船員の男の姿はボロボロで、とても疲れた様子でした。

その話を聞くにとどめておけば良かったのですが、1年以上の航海でなかなか鯨油を集められないことに焦っていたチェイスとジョージは、船員の話す海域へ行くことを決断します。こうしてエセックス号は針路を西に変えて、南米大陸から2000マイル(3700キロメートル)以上離れた、未知の海域に乗り出したのです。サンタマリア号の船員の話を警告ととらえて、その海域に行かなければ良かったのですが・・・。成果をあげられずに冷静な判断ができなかったのでしょうかね・・・。

白鯨との遭遇

エセックス号の出航

出航から14ヶ月が経過し、噂の海域にたどり着いたエセックス号。そこに、サンタマリア号の船員の話のとおり、鯨の大群を見つけて色めきたつ船員たち。小型船を出して鯨の群れに狩りに出る船員たちですが、チェイスがいよいよモリを投げようとした瞬間!鯨の尾によって船が横転し、船員たちは海へ投げ出されてしまいます。

急いで本船に戻りますが、群れを率いていた巨大な白鯨が現れて、エセックス号に攻撃をしかけます。サンタマリア号の船員に悪魔と呼ばれた、あの白鯨です。モリで応戦をする船員たちですが、巨大な力になすすべもありません。何度も頭突きで攻撃をし続け、あえなくエセックス号は崩壊してしまうのです。

沈没のさなか数人の船員たちが命を落とし、生きている船員たちは運べるだけの物資を小型船3隻に運び、命からがらエセックス号から脱出するのでした。

無人島への漂着

コンパスを頼りに来た航路を帰るように進み、限られた物資で命をつなぎ漂流生活を余儀なくされた、生き残った船員たち。さらにしつこく追いかけてくる白鯨の攻撃を受け、数人の船員の命が奪われました。漂流後34日目、とある無人島に漂着します。ジョージの提案で島に待機して近くに船が通るのを待とうとしますが、チェイスは島の洞窟でミイラになった死体を発見。

この島にいても絶望しかないことを悟ったのです。それでも衰弱から島に残留を希望したマシュー・ジョイら数人と、島を出ることを決意した船員とで別れることになりました。3隻の小型船にそれぞれ、チェイスとニッカーソンたち、船長のジョージたち、そしてその他の船員たちとで数人に別れ、チェイスたちは洋上に再び出ます。

生きるために・・・究極の選択

食料が尽き、さらなる過酷な漂流生活が続く中、3隻のうちの1隻は既にはぐれてしまっていました。ある日、ニッカーソンは船で餓死している仲間を見つけます。その死体を葬ろうとしますが、チェイスが止めて、そして──場面は変わり、1850年。回想しながら話す現在のニッカーソンは、嗚咽し言葉を詰まらせます。ここから先はもう話したくないと懇願しますが、メルヴィルの説得で再び口を開きます。

「彼の死を無駄にしないために、生きるために彼を食べよう」チェイスの思いもよらぬ言葉に、船員たちは従います。苦しい選択ですが、それしか生きるための選択は無かったのです。

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ニッカーソンが話したくなかった秘密はこれでした。生きるためとはいえ人が人を食べるという行為が、どれほど重い罪悪感をもたらすのか・・・。考えただけで恐ろしく、ニッカーソンが喋りたがらないのも当然ですよね・・・。

チェイスたちの前に再び白鯨が姿を現す

エセックス号の出航

漂流71日目。巨大な鯨が海面に姿を現します。モリを構えたチェイスは、その鯨が以前チェイス本人が傷を負わせたのと同じ鯨であることを、傷跡から知ります。モリを下ろしたチェイスですが、鯨もまた攻撃をしかけることなく去っていきました。その後、チェイスの船とジョージの船もまた、はぐれてしまいます。

奇跡の救助

ジョージ船長の船は偶然他の捕鯨船に発見され、救助されることに。

ですが、そこには船長とあと1人の船員のみで、船内には人骨が散らばっていました・・・。ジョージたちも究極の選択をするほか無かったのです。漂流90日を過ぎた1821年12月18日。チェイスたち船員の船も奇跡的に陸を見つけ、チリの港で救出されます。結局生き残ったのはチェイスと船長のジョージ、若いニッカーソンら数人に過ぎなかったのです。

再会─「白鯨との戦い」結末

その後、生還したチェイスたちはナンタケット港へ帰港。そこでチェイスは妻との感動的な再会をし、初めて見る娘との対面を果たします。休む間もなく、エセックス号のオーナーはチェイスとジョージを呼び出し、保険金を得るために嘘の証言を強要します。今後も鯨油で儲けたいオーナーは、2人に鯨に襲われ船が破壊されたことを証言されては、保険会社からペナルティを受けてしまうことをおそれたのです。

ですが、たくさんの仲間たちが命を落とした自分たちの過酷な遭難を偽ることが出来ないと、2人はそれを拒否し真実を話すのでした。

時は戻り、1850年。全てを語り終えたニッカーソンは、漂流中の体験を妻にさえ話せずに苦しんでいたことから解放され、重圧から救われます。メルヴィルはニッカーソンの話を実話としてではなく、フィクションとして小説にすることを約束します。そして長編小説「白鯨」が世に出版され、現在でもアメリカ文学を代表する名作となったのでした。

白鯨との闘いの感想

白鯨との闘い

なんというか・・・、邦題のタイトルで想像していた内容と違い(タイトルそのままに白鯨と闘うだけの話かと。汗)、とても重く考えさせられる内容でした。漂流は利益のために鯨を殺戮し、その見返りの結果でもあるのです。過酷極まりない漂流生活で人間としての尊厳すら失いかけますが、最後に白鯨と対面したときにチェイスがとどめをささず、白鯨もそれ以上襲って来なかったことに、心が揺さぶられました。そこに、この映画の真理があるのだと思います。

原題は『In the Heart of the Sea』で、直訳すると“海の中心部で”です。そこには様々な意味がこめられていることを、鑑賞後に気づかされます。アクション映画やパニック映画だからと見るのを止めている人がいましたら、それだけの側面ではない、それこそ海のように深い映画です。また、白鯨と闘うシーンの迫力は言葉では表しきれませんので、是非ご自分の目で鑑賞されることをおすすめします。

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